株式会社SIGNATEの新しいDX人材育成サービス「SIGNATE Boot Camp」第1号講座「0からはじめるコンペで学ぶAI・データサイエンス実践講座」は、約10万人のAI・DX人材から選ばれたプロ人材による伴走支援と、様々なデータ分析コンペを通じてAI・データサイエンスの実践力を身につける6か月間の集中講座です。厚生労働大臣が指定する教育訓練給付制度の講座認定も受けており、講座の提供を通じてDX人材を目指す個人のキャリア形成を支援します。 今回、本講座を受講した織田さんに担当コーチの伴走支援を受けながら学ぶメリットや、身につけたスキルをどのように実務で実践しているかなど、実際の体験談についてお聞きしました。

データサイエンスに関わる仕事に興味があって転職

-ご自身の経歴・キャリアについて教えていただけますか?特に、データサイエンスや関連する分野での経験があればお聞かせください。

織田:新社会人から4〜5年ほど、自動車関連の企業で技術営業をしていました。主には技術的な観点での営業さんの支援や開発部門との橋渡し、販売現場でのニーズを抽出して商品企画に生かしていくような仕事に携わっていました。 ただ、30歳になるタイミングでキャリアを振り返ったときに、学生時代の研究や社会人になってからの業務でのデータ分析が面白かったことに気づきました。今後はデータ分析やデータサイエンスに関わる仕事がしたいと思い、現職に転職しました。 現在の企業に入社してからは、マーケティング・営業部門にてデータドリブンを推進するポジションで1〜2年ほど仕事しており、営業データの可視化やそれに伴う分析などを行っています。

-受講申し込みに至った経緯について教えていただけますか?

織田:もともとSIGNATEのプラットフォームに登録していて、案内のメールが送られてきたのがきっかけでした。ちょうど転職して1年ほど経った頃でしたね。それまでは技術営業の仕事をしていたので、データアナリストとしては駆け出しの時期で、独学でも勉強を進めていましたが、自分の学習範囲とフィットする内容でしたので受講を申し込みました。

独学では不明点の解決に時間がかかってしまう

-独学でデータサイエンスを学ぶ際に感じた課題について教えてください。

織田:課題は大きく2つあって、1つ目は「学習、成長スピード」だと思います。身の回りにデータサイエンスに関して相談できる人が少ないということもあり、学習の中で不明点が出てきたときに解決するのに時間がかかってしまうのが課題としてありましたね。 2つ目は「キャリア面で不明確な点があったこと」ですね。そもそも世の中にデータサイエンスに関わるポジション・ロールとしてどのようなものがあるのか、具体的にイメージできておらず、どのようなスキルを身につければ良いのかも不明確でした。キャリア面で必要なスキルを定義する難しさと、スキル習得に向けた学習の中で成長スピードが上がっていかないという課題がありましたね。

boot camp interview vol1-2

担当コーチがいると不明点を的確、スピーディーに解決できる

-トップレベルの担当コーチに1対1で教えてもらえるという本講座の特徴は、自己学習と比較してどのような価値があると感じましたか?実際に指導を受けてみて、どのような違いを感じましたか?

織田:何よりもまず、成長のスピードが圧倒的に早いと思います。キャリアの情報やデータサイエンスに関するスキルもですが、自分が分からない点に対して的確かつスピーディーに回答を受けられるところが役立ちました。信頼性の薄い情報もネット上には沢山ありますので、実績のある方から適切な情報をピンポイントで教えてもらえるのはありがたいですね。 独学の場合は本を読んだりネット検索したり、様々な方法を試しながら情報を探す手間・時間がかかるので、講座を使うと利便性の高さを実感しました。 また、データサイエンスは非常に広範な知識が求められるジャンルだと思いますが、受講時間の中で説明しきれない部分は、書籍をオススメしてくれるなどして学習の指針を示してくれたので、今後の学習を進めていく上でも役立ちました。 キャリア面の課題についても、1対1の担当コーチからデータサイエンスに関連するポジションや仕事内容を教えていただき、今後習得を目指すべきスキルセットについて明確なイメージが湧きました。想像以上にポジションが細分化されていることも知れて、今後のキャリアの方向性をイメージする上でも非常に役立っています。

学習を効率的に進めるには隙間時間の有効活用がコツ

-受講中、お仕事と学習との両立はどのようにされましたか?両立させるうえで大変だった点や、どのように乗り切ったかなど、工夫した点があれば教えてください。

織田:苦労した点は、それなりに学習ボリュームがあるところでした。なので、隙間時間を活用するよう工夫しましたね。在宅ワークなので勤務前後の時間を活用したり、休日は半日ほど時間を確保したりして学習を進めていました。 ただ、仕事が立て込んでいたりプライベートの予定が入ったりすると、それほど学習が進められない週も多々ありましたね。そういうときは、なるべくお風呂に入りながら、歯磨きをしながらなど、隙間時間を活用しながら少しずつ進めていきました。 このような環境での学習でしたが、教材の単元が1つ1つ区切られていて、隙間時間でも学習しやすかったのは個人的にはすごくありがたかったです。

Pythonの知識を実務に取り入れて業務効率化につながった

-担当コーチからの指導を通じて、実務でのデータ活用に対する自信はつきましたか?

織田:基本的な部分でいうと、習得したPythonのスキルは既に実務で使っています。Pythonでデータを確認・分析した方が遥かに早く遂行できる業務も多くあり、業務効率化につながっていると思います。学習内容をすぐに実践できたのは今後のモチベーション維持にも役立っています。 機械学習の活用面では、ハンズオンの中で営業・マーケティング分野で機械学習を上手く活用している事例についてもアドバイスをいただき、実務で具体的なテーマを考えることができました。今後は、機械学習を活用してデータから新しい価値を生み出すことにも挑戦していきたいと考えています。 また学習の結果として、今後自分が進みたい方向性が明確になってきたという点でも、キャリア面での自信につながってきています。

boot camp interview vol1-1

オープンバッジ取得を目指してモチベーションを維持できた

-本講座の修了時に獲得できるオープンバッジの認証基準は3段階ありますが、一番高いグレードの基準を取られていましたね。その取得に向けて、自分自身をどのようにモチベートしていましたか?

織田:「オープンバッジ」というシンプルで見えやすい形でのインセンティブは、履歴書に書けるという意味でもキャリア面で役立ちやすく、モチベーションの維持や向上につながりましたね。 個人的にはそれほど頑張ったという感覚がなくて、色々なチャレンジミッションを楽しんで進められて、コンペの疑似体験のように取り組めましたので、苦労というよりも面白くやりがいの多い学習期間でしたね。 講座の修了時、面談で担当コーチともお話しさせてもらいましたが、今後は本格的にコンペに参加して経験を積みながら、紹介してもらった書籍でさらに知識・スキルを習得していこうと思っています。その中で、コンペで使用したモデルや特徴量エンジニアリングなどの深掘りを進めていく、という形でスキルを積んでいく方向性を提案してもらいました。 今後もコンペへの参加でモチベーションを維持しながら、スキル習得に励めればと思っています。

面白いコンテンツが揃っているので楽しみながら進めてほしい

-本講座を受講した経験全体を振り返って、どのような感想や評価をお持ちですか?

織田:受講を通じて、全体的に成長を実感しています。スキルが身に付きましたし、キャリアの観点でも明確になった点は非常にありがたかったです。 全体を通して、受講内容も非常に面白かったという印象があります。スライド形式や動画の内容もですが、チャレンジミッションを自分で組み立てて取り組んでいくのが面白かったですね。

-今後同様の講座を検討する方に向けて、何かアドバイスやメッセージをいただければ幸いです。

織田:講座では週に1度の形で担当コーチにハンズオンしていただきましたが、次のハンズオンに向けて進めていかないと、「次のハンズオンの時間を無駄使いしないように」というプレッシャーもありつつ、何よりも非常に楽しめたなと思っています。 実際にこのような講座に申し込みされる方はデータサイエンスの分野に何らかの興味がある方だと思うので、楽しむ気持ちを忘れずに受講を進めていただければ良いですね。実際に面白い部分も沢山あると思いますので、「楽しみながら進めていってほしい」というのが最も伝えたいメッセージです。 <「SIGNATE Boot Camp」について詳しく知りたい方はこちら>

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