タスク説明
2023年に日本舞踊が重要無形文化財に指定されたことはご存知でしょうか?日本を代表する伝統文化である日本舞踊ですが、年々人口が減っているとのことです。(以下、『俺の日本舞踊』より引用)
日本舞踊に関わる人が潤沢にいた時代は、あえて「協調」する必要もなく、個々の流派の努力で結果が出せてきたと思います。 しかしその人も減りつつあります。 日本舞踊人口が減っていることはみなさん実感していると思います。 私の知る限り、日本舞踊人口が減少していることを客観的に示唆している統計は、(社)日本芸能実演家団体協議会による「伝統芸能の現状調査(2008年)」です。ここには以下のように記載されています。
2006年では国内延べ753日1,005回という公演回数にのぼり、単純計算すると1日あたり国内どこかで3公演行われている計算となる。古典芸能の普及活動としては一見活発な現状と思われるが、1999年データでは1,125日1,455回を示していた。これを比較するとき、7年の間に公演回数が激減していることが浮かび上がってくる。>>(引用)伝統芸能の現状調査(2008年)
報告書がすでに14年前のものであること、公演回数の減少がそのまま舞踊人口の減少に直結しているとは言えないなど、厳密には精査が必要ではありますが、肌感として舞踊人口の減少はみなさん共有されていることだと思います。
(引用終了)
本コンペティションでは、日本の伝統文化の持続可能性について考える、ということを根本のテーマに据え、以下の課題に取り組んでいだきます。
「日本舞踊×AI・データサイエンスで持続性について考える」
日本舞踊の持続可能性にAI・データサイエンスをどのように活用するかのアイディアをパワーポイント1枚の用紙にまとめ、投稿頂きます。審査委員のこの詳細を聞いてみたい、という課題を5件選定。選ばれた5件については、日本舞踊家およびテクノプロのデータサイエンティストの前で内容の説明を頂きます。AI・データサイエンスの専門家ではない人にも、実現可能でかつ良さが伝わるプレゼンができるか?に挑戦頂きます。